パチュリはインドネシアのスマトラ島で栽培されています。 日本でも藿香（かっこう）の名で沈香や白檀と並び、お香で親しまれています。 あたたかみのある香りで心の疲れを癒し、気持ちを大地に根付かせて落ち着きを取り戻します。 抗菌作用があるため、ニキ…

ブラックコホッシュは植物成分のホルモン剤と呼ばれています。 年齢とともに減少していく女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を発揮するイソフラボンが含まれています。 効果として更年期障害の落ち込みや不安感、発汗異常に有効とされています。 エストロ…

ヒースはメラニン色素の合成に関わる酵素チロシナーゼの活性化を抑制するアルブチンが含まれているため、美白効果が期待できます。 また、泌尿器を浄化する働きもあるため、結石予防や感染症対策、良性の前立腺肥大による排尿障害などの植物療法で用いられて…

バレリアンは根部を使用し、非常に強烈な臭い成分「イソ吉草酸」を含みます。 保存する際は密封袋を二重にし、冷凍庫に入れましょう。 中枢神経を抑制し、筋肉の緊張を緩めるため寝つきを良くしたり不安を和らげる作用があります。 ただし、頭痛を引き起こす…

ホーソンは北半球に自生しており、真っ赤な実が特徴的です。 ホーソンの実や花、葉は心臓のポンプの動きを強化し、血流量を増加させます。 抗酸化成分で血管そのものの働きの維持を促します。 作用は陽性変力作用、冠状血管や心筋の血行促進、心臓機能の低下…

ウッディーな香りの中にローズのような甘さを持つことからエッセンシャルオイルとして活用されています。 木材として家具や楽器にも使用されていますが、乱獲により絶滅危惧種に指定されています。 作用は鎮静、抗菌、強心、ストレス緩和など 適正な用量、用…

オレンジの果皮は「スイートオレンジ」や「ビターオレンジ」 オレンジの花は「ネロリ」 オレンジの茎や葉は「プチグレン」と区別されています。 今回はオレンジの果皮（以下スイートオレンジ）を紹介します。 スイートオレンジはあたたかみと親しみやすい印…

ミルクシスルは別名マリアアザミとも呼ばれ、古代ギリシア時代から肝臓病の治療で使用されたといわれています。 肝臓を保護し、ダメージを受けた肝細胞のたんぱく合成を促進することで修復を促します。 種をつぶしてハーブティーにしたり、炒ってクッキーづ…

ティートゥリーはオーストラリアのアボリジニが傷の治療で用いており、強い抗菌作用があります。ウイルス性の風邪、感染症にも有効とされています。 また、ニキビの原因となるアクネ菌にも効果があり、スキンケアやヘアケアに使われています。 季節性の感染…

ユーカリはコアラの主食として知られており、700もの種類があります。 園芸、メディカルハーブそれぞれで楽しまれています。 アボリジニが傷や病気の治療で用いてきた歴史があります。 風邪の症状にはユーカリ・グロブルスが有効です。痰を切り、咳を鎮めて…

ユズは耐寒性に優れ、日本の冬の風物詩です。料理の香り付け、冬のゆず湯など日本全国で親しまれています。 生の実から採れる種はホワイトリカーやウォッカなどに漬け込むと、とろみのあるチンキ剤になります。 化粧水にも利用できますが、刺激が強いため肌…

「天然のマルチビタミン」と呼ばれ、花粉症やリウマチ、アトピーの改善に用いられています。 ネトルはクロロフィルが豊富に含まれているため、造血や利尿作用があります。 また、植物性のヒスタミンを含むため花粉症やアトピー、リウマチ改善を促します。 ネ…

ドクダミの独特な臭みは抗菌作用があります。乾燥させると臭みが消えて飲みやすくなります。 臭みが消えたドライドクダミは利尿、緩下、抗動脈硬化作用を持っているため尿路感染症対策、便秘、生活習慣病の予防にも役立ちます。 抗炎症作用があるため、アレ…

ベニバナは化粧品や食品の色付けに使用されてきました。 生薬としては子宮収縮作用と通経作用を持つため、生理不順や更年期障害の改善を促してくれます。 食用油の原料として「ベニバナ油」、「サフラワーオイル」が市販されています。 作用は血行促進、通経…

イチョウは「生きた化石」の異名を持ち、2億年前から存在するため長寿の象徴とされています。 イチョウは葉から抽出したエキス、サプリメントが用いられています。 植物療法に使用され、血管を拡張し、脳の血流量を増やすため認知症、耳鳴り、めまいの対策と…

マジョラムは古代ギリシア時代から「幸せを呼ぶハーブ」と呼ばれ、薬草として用いられてきました。 ストレスや不安、悲しみ、さまざまな欲への執着などで乱れた心のバランスを整えてくれます。 作用は鎮痛、消炎、抗菌、肩こり、腰痛緩和、筋肉痛緩和、生理…

リンデンは風邪や咳の処方に使用されています。エッセンシャルオイルに含まれるファルネソールと呼ばれる成分は心身の緊張をほぐしてくれる作用があります。 とろみのある粘液質を多く含んでいるため、肌を引き締めてくれ作用もあります。美容にもオススメで…

シナモンは現代人にもお馴染みのハーブです。スパイスとして使用されることが多く、お菓子づくりや料理で活用されています。 消化機能を促進し、お腹にガスが溜まっているときにも有効です。 エッセンシャルオイルは抗菌、抗ウイルス作用があります。しかし…

オレガノは地中海原産で、イタリアやメキシコなどでは定番の調味料として使用されています。 消化不良の促進やお腹に溜まったガスの排出を助ける、呼吸器系の疾患のために摂取されていましたが現代では食材としての活用がメインになっています。 フレッシュ…

ウコンは数多くの種類があり、その中でも主に秋ウコン（ターメリック）がメディカルハーブとして活用されています。 ウコンはアジアの伝統的なハーブであるため、ジャワ島やバリ島では植物療法で処方されています。特に肝臓の疲労回復を促し、予防する効果が…

レモンバーベナは南米原産です。柑橘系に似たさわやかな香りがするため、香料として使用されています。 就寝前に飲むことが多いため、「イブニングティー」とも呼ばれています。美容だけでなく、消化不良にも効果があります。 作用は鎮静、緩和、消化促進な…

レモンバームはパニックや興奮を鎮めてくれるため、不眠に効果的です。 また、ヘルペスウイルスに対して効果が確認されるほど強い抗菌作用を持っています。 作用は鎮静、鎮痙、抗菌、抗ウイルス、不眠、不安、偏頭痛、神経痛など 適正な用量、用法を守る。 …

日本では鑑賞用の園芸品種が一般的です。赤い果実からジャムをつくることができます。 ハーブティーで飲用すると、ビタミンCを補給することができるため、風邪予防に効果的でしょう。 眼精疲労や美肌、美白にも効果が期待できます。 作用は尿の酸性化や尿路…

クロモジは石鹸や香水などの香り付けに用いられています。 抗菌作用もあり、江戸時代にはクロモジの枝を砕き歯磨き粉として使用していました。 土と森のような甘い香りによってストレス解消や精神安定などのリラックス効果をもたらしてくれます。 作用は抗酸…

マロウブルーのハーブティーは、クエン酸を加えるとハーブティーの色が青紫からピンクに変化する性質を持っています。 粘液質により、マロウブルーのハーブティーはかすかにとろみがつきます。喉、胃腸の炎症を鎮める助けをしてくれます。 湿布やパックなど…

サイプレスの持つフレッシュな香りは心身を引き締め、浄化させる作用があります。 腐敗しにくいため、木材としても活躍しています。古代エジプトでは棺に使われていました。 作用は鎮静、鎮痙、解熱、デオドラント、消臭など 妊娠中の方は控える。 実用例 バ…

スイートオレンジまたはビターオレンジの花またはつぼみのことをネロリと呼びます。ネロリのエッセンシャルオイルは心のバランスを整える作用を持ち、さらに美容にも良いため女性に人気です。 精神的な疲労や不安を取り除き、落ち着かせてくれます。高ぶった…

ハトムギの原産は南アジアです。日本には奈良時代、または江戸時代に伝わったと言われています。雑穀として取り入れるだけでなく、ハトムギの種を覆う殻を除き、乾燥させたものが漢方として活躍をしています。 肌のターンオーバーを活性化させ、美肌へ促す効…

ダンデライオンはセイヨウタンポポとも呼ばれています。ヨーロッパ原産ですが、日本に広まっているため、身近な野原、道の脇などで見ることができます。 肝臓や胆のうの機能を助け、便通を良くしてくれる効果があります。 また、母乳の出を良くし、体内のカ…

リコリスの原産地は日本を含む東アジアです。天然の甘味料と知られており、砂糖の50倍の甘さと言われています。 古くから医療として使用され、主に喘息や咳、のどの痛み、胃腸障害などで処方されています。 近年では抗ウイルス作用、免疫賦活作用も確認され…